LLPにおけるレバレッジ的思考

こんにちは

今回は、LLPを友人同士の個人間や法人間で作る際の、一つの考え方を
解説します。

基本的なLLPの有効活用方法としては、LLPの組合員となる人が各々、
自分ひとりでは解決できない部分があって、それを相互に補完し、
相乗効果をもたらすようなケースで使用されます。

2人でLLPを組む際、リスクヘッジ(節約できるお金や時間)以上に、期待収益が
減少(パートナー間で分け合うため)してしまうようであれば、LLPを作る意味
がないということができます。

  リスクヘッジ < 期待収益の減少

逆に、リスクヘッジ(節約できるお金や時間)に比べて、期待収益の減少が
少ないようであれば、LLPを作る価値があると言えます。


  リスクヘッジ > 期待収益の減少


また、別の言い方をすると、少ないリスクで、大きな収益期待ができる場合は
LLPを組成する価値があります。


そして少ないリスク(お金や時間)で大きな収益が期待できるモデルは、レバレッジ
の効いたビジネススキームと言えると思います。

逆にレバレッジ効果のないような場合は、わざわざLLPを組成するのではなく、
自分だけで事業を起こし、必要に応じて外注を行う方が得策となります。

もちろん最終的には、多面的な検討が求められますが、LLPを作ろうかどうしようかと
悩まれている方は、このようなレバレッジ効果の有無も一つの判断材料にして頂くと
いいでしょう。