お久しぶりです。
日ごろ、LLPのご相談を受ける際、留意していることに、LLPが向いているのか否かという点があります。ご相談頂く時点では盛り上がりすぎていて、設立費用はいくら?期間は?とストレートにお問い合わせ頂く場合があるのですが、その度にまず事業内容を聞くようにしています。
チェックポイント:その1
「組合員の数」
私見ですが、5名までと考えています。多くとも10名までで、それ以上の組合員を想定されている場合は、考え直した方が良いですよとアドバイスしています。
LLPの組合員は、全員が株式会社の取締役のようなもので、発言権は平取締役以上のものがあります。日常業務は特定の組合員を代表者として行うことができますが、新規加入や損益分配割合の変更は全員の同意が必要となります。多数決では決まらないのです。
一旦、意見の食い違いが生じると中々結論がでないこととなり、最悪の場合事業活動が停止しかねません。
そのため、組合員は5名以下、出来れば長年の信頼関係が結ばれている方と組成することが重要だと思います。
ではまた。